UTAU-Synthは難しい - 2019 3/12

UTAU-Synth

UTAU

ボカロ

VOCALOID

DTM

Mac

技術系の記事が多くなると言っておきながら 最初の記事はUTAU-Synthについて。 まぁDTMだから一応技術系でしょ(適当)。

UTAU-Synthとは

UTAU-Synthを知らない人はそもそもこの記事にたどり着いてない気もするが...。 UTAUを知っててもSynthを知ってる人が余りいない気がするので解説。 UTAUを知らない人は UTAU - Wikipediaを見ればだいたいわかる(説明放棄)。 ボカロの開発者が違うフリー版くらいの認識でいいと思う。 UTAUがWindows版なのに対して、 UTAU-SynthとはUTAUのMac版ソフト。 Mac移植版ということになってはいるが、 本家UTAUとはだいぶ操作が違う(らしい)。

何が難しいのか

で、何が難しいのか。 これは大きく分けて2つあると思う。

1つ目はUTAU系ソフトを使ってる人がそんなにいなくて、 しかもMac版となると使ってる人が圧倒的に少ない(と思う)。 そこの中で解説記事を書ける人が何人いるかというととても少ない。 2つ目は1つ目とも絡んでくるのだが、 UTAU-SynthはWin版UTAUと仕様がだいぶ違う。 どうしてそうなったというぐらい違う。 1つ目の問題があっても、 Win版UTAUとさほど違わないのであればWin版UTAUの記事を見れば良いが、 だいぶ違うとなるとそうはいかない。 というわけで、Win版UTAUとUTAU-Synthの違いを列挙していきたいと思う。 すでに書いてる人まあまあいるけど(ボソ)。

Win版UTAUと比べたUTAU-Synth

UIが全然違う

まずぱっと見これ。 全然見た目が違うし、 操作性も違う。 Mac版なだけあって、 Macユーザーに使いやすいようにできてる気がする。

休符がない

これはいい点だと思う。 実際Win版UTAUを使ったことがないのだが、 休符を一々入力(勝手に出てくる?)のは正直面倒。 ボカロも休符があるのだろうか? よくわからないが普通に音符だけ入力する方が、 GarageBand等普通のDTMに近くて使いやすい気がする。

プラグインがない

Win版UTAUには誰かが作った追加機能を入れる機能がある。 UTAU-Synthには、 ないというかプラグインを入れる仕様になっていない。 公式の「UTAU-Synthというソフトとして完結させたい」 みたいな意思からだった気がする。

エンジンを選べない

エンジン(合成エンジン)というものがあるらしい。 多分声を合成するときのエンジン(説明になってない)。 UTAU-Synthでは選ばない(1つしかない)ため意識すらしない。 そのため、エンジンについてはよくわからない。 雑ですみません。

連続音化が自動で行われる

これはとても便利。 音声合成には「単独音」と「連続音」(あと、CVVCとか)という音源の種類がある。 ざっくり説明すると、 単独音は「あ」とか「か」とか一つひとつの音として録音してあるものだが、 連続音は「ああいあう」や「かかきかく」のように 連続した音を録音することで、音と音のつながりを再現できるようにしている。 Win版UTAUでは、 こことここのつなぎを連続音にする、みたいにひとつひとつ設定しなくてはいけない。 UTAU-Synthは全部自動で連続音にしてくれる。 その分細かく設定できないというデメリットもある。

矩形選択がある

矩形選択とは、音符を四角く選択できるやつ。 これのおかげで時間と音の高さの両方を一気に考えて選択できる。 Win版UTAUは選択大変だろうな...。

まとめ

こんなに違うと移植版というよりもはや別ソフト。 違いのせいで難しくなってる感が多々ある。 けれどWin版UTAUにない機能も結構足されてるから、 そう考えるとUTAU-Synthは結構便利なのかもしれない。 でもプラグインないのはきつい。 CVVCができない(ことはないがやりずらい)。 やっぱりUTAU-Synthは難しい。