ALUBIS LANGUAGES GEOGRAPHY POLICY

言語制作の方針

祖語

 祖語は言語を作る際のもとのデータであり、 通時的説明可能性を求めることはできないため、 現実からの借用をせずに、なおかつ制作者の無意識の影響をへらす必要がある。
 もちろん、文法などはある程度普遍性がある上に、 架空世界の話者はほぼ人間と同じ構造のため、 現実世界と似たようなものになったとしてもおかしくはないし、 現実にない文法を一からつくるというのもナンセンスな話である。 ただ1つ1つの語形となると話は別で、 借用もしないべきだし、無意識の影響も減らすべきだろう。
 そこで有用になってくる方法が乱数である。 まゆきさんの言葉を借りると「賽子を振る」ということになる。
 具体的には、まず音韻を決める。 その後、音韻を音象徴ごとに分類する。 (アルファ祖語(仮)の造語法を参照。) この段階ではある程度感覚が入ってしまうのも仕方ないが、 余裕がある場合は音象徴の普遍的な傾向を調べて反映させると良い。 実際に造語するときには、「この単語はこの音象徴とこの音象徴を組み合わせる」 というように決め、音象徴の中でランダムに音素を選ぶ。 (例えばアルファ祖語(仮)の語根sɛɾはhardの音象徴からランダムにsが、 heavyの音象徴からランダムにɾが選択されている。) 具体的に乱数を出す方法は問わない。 実際にサイコロを振っても良いし、私はpythonでrandom.randintしている。

娘言語

 娘言語は、各祖語から音変化させて作る。 語源不詳の単語はないとおかしいが、制作上はすべての単語を語源を明確にして作り、 設定として、この単語は語源不詳であると後から語源を隠す方法を取る。